【chausserの代名詞】ナチュラルコードバンについて ~part1~

【chausserの代名詞】ナチュラルコードバンについて ~part1~

はじめまして。

ショセの森島です。

主にメンズを担当させていただいております。

先日よりスタートしたスタッフブログですが、今回がメンズの初投稿となりますので

色々何が良いか考えました...

C-7051ジョッパーブーツ/C-7039ボタンブーツ

色々思いつきましたが、やはりメンズを語る...いやchuasserを語る上で避けては通れない

【ナチュラルコードバン】を改めてお伝え出来ればと思います。

少し長くなりますがお付き合いいただけると嬉しいです。

 

ナチュラルコードバン(正確にはオイルコードバン)は、読んで字の如く“コードバン"という革になります。

コードバンとは革好き・靴好きは良く耳にするかと思いますが、改めて何のか?

簡単にはなりますがご説明します。

 

【コードバンとは】
馬の臀部(お尻部分)にしか存在しない緻密な繊維層を裏側から削りだし、
手間暇をかけて計10か月の期間を経て仕上げた馬革です。
革のダイヤモンドなどと良く言われていますね。
近年、価格高騰により安定した供給が難しくなっており、他の革と比べて生産日数が非常にかかるため年々貴重な革となっています。

【コードバンの革の特徴について】
コードバンは上記にも記載しましたが、削り出してしてみなければ「コードバン層」があるかが分かりません。
コードバン層の範囲が小さいとパーツ面積の大きい靴やカバンには使えません。
さらには削るにも削った後にも技術が必要です。
実際に見てみないと伝わらない部分もかなりありますが、一枚の革を作るのにとても時間と労力がかかっている革になります。

牛革などと違い、繊維が縦に並んでいるため濡れてしまうと寝ていた繊維が細かく立ち上がり、水ぶくれのような状態になってしまう場合があります。

ただ、コードバンは非常に丈夫で使い込んでいくと他の革にはないエイジングをするのが特徴です。

特にナチュラルコードバンは染色がほぼされていない状態なので使い込むほどに色艶が増し、革好きにはたまらない革なのです。

ブランド当初から使用しているオイルコードバン(ナチュラルコードバン)は、chausserの象徴的な素材です。

代表作として
C-7060 レースアップブーツ

C-7120チャッカーブーツ

上記2種類があります。

このモデル達は、アメリカの画家ノーマンロックウェルの絵の中に出てくる人々が履いている靴を再現できないか?と考え、たどり着いたのがナチュラルコードバンでした。

当時、ナチュラルコードバンを使用している靴はあまり見たことがなく、革屋さんからも靴には向かないといわれたことがありました。
そもそも、ナチュラルコードバンは革小物に使うことが多い革です。

ただ、どうしても形にしたいと思い、工場さんにお願いをしてトライ&エラーを繰り返しながら完成させたモデルなのです。

多くのトラブルを乗り越え、ありがたいことに現在ではchausserのアイコン的なモデルとなっております。

私も定期的にケアを繰り返しながらC-7060をリアルタイムで育て、約6年が経ちました。
履かないシーズンもブラッシングと、たまに保湿を繰り返し過保護に育てています。

ここまでナチュラルコードバンのことについて色々お伝えしてきましたが、結局のところ『どれくらい経年変化するの?』って思いますよね。

ここからはどのくらい経年変化するのか?

いくつか参考画像がございますので是非ご覧ください☺︎

私が見てきた中で最も濃くエイジングしていたのが下記画像です。

【2021年頃】
・《左》お客様の靴:実際に履きながら約20年物
・《中央》自社サンプル:サンプル年数は当時約21年(実際に履いているのは2,3年)
・《右》私物:当時約1年

お客様からこの靴をお預かりするまでは《中央》自社サンプルエイジングがナチュラルコードバンシリーズでも一番変化していると自負があったのですが、お客様の靴を見て驚愕したのを覚えています。

上には上がいると言う事です。

続いての画像は...

【2023年頃】
・《左》自社サンプル:サンプル年数は当時約23年(実際に履いているのは2,3年)
・《中央》私物:当時約3年
・《右》新品

左》自社サンプルのエイジングはほとんど変化はありませんが 《中央》私物は約3年が経ち、新品と比べると最初の色がわからないくらいには変化しました。
ただ自社サンプルと比べると色の深さや艶は雲泥の差ですね。

【2024年頃】
・《左》新品
・《右》私物:当時約4年

新品と私物の比較になります。
ここまで見てきたエイジングモデルと比べるとまだまだですが新品と比べれば全くの別物です。

ここからどう変化していくかは使用頻度やケア次第です。
まだまだ伸び代はあるので、ゆっくり気長に育てていきたいと思います。

いかがでしたでしょうか?

直接見て感じていただくのが一番ですが、ナチュルコードバンを使用した靴は今でも中々目にする機会は少ないと思います。

『ずっと気になっていたけどイメージが湧かない』や『他とは被らないコードバンが欲しい』など、このブログを通して少しでも雰囲気が伝わると嬉しいです。

お近くに来る機会があれば是非お店に遊びに来てください。

一緒にお話ししましょう。

また、どこかのタイミングでナチュラルコードバンのケア方法やお客様から良くいただく質問などを私の視点からお伝え出来ればと思っておりますので、その時はまたお付き合いいただけると幸いです。

それではまた。

ショセ 森島
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